2008年03月20日

TDPに関する一考察 補足 2008/3/20

前回のエントリーに頂いたコメントとその方の書いたこの件に関する記事を読んだ。
前回のエントリーTDPに関する一考察に関して若干補足をしておく必要があると感じたので改めて記しておく。コメントをいただいたreal seoさんの記事は続 TDPとYahooディレクトリである。

TDPといわれる現象が起こったサイトのうち、事態を静観した方が良いかもしれない対象は、3月3日(US)/3月5日(日本)での変動に伴って現象が発生したサイトのみである。

Yahoo!カテゴリの一部でのURLの変更が行われ始めたのは、私の知る限りでは早くとも2月中旬以降(推測では3月初旬から)である。また、逆にそれ以前にはそのようなことは行われていないという情報もある。
TDPといわれる現象は、YST変動時に現れる。過去のYST変動で、カテゴリのURL変更と重なっていると考えられるのは直近の変動のみである。「事態を静観すべきかもしれない」というのは、3月3日のYahoo! Search Blogの当該記事の追記事項にある With this weather update, you might also experience spikes or drops in crawl traffic for the next week or two. に関して、その直前あたりからクロール頻度に変化が生じており、それは未だに終息していないからである。

もちろん過去のYST変動時のTDP現象についてカテゴリのURLが関係していないとも考えていないのであるが、これらについてはその回復の時期は過ぎてしまっているはずで、今更今回のYSTクロール頻度の変化の終息まで待ってみても意味がない。

ただ、この点は重要であると思うので過去分についても触れておくが、過去のYST変動時の一部のTDP現象にカテゴリのURLが関係していると考えるのは、今回の変動時にTDP現象の特徴を持ちながら回復しているサイトの中には、カテゴリURL自体は変わっていないのであるが、link:コマンドで見るとdir.yahoo内の本来そのサイトが掲載されているカテゴリURLではなく登録時の新着情報リストなどが見つかる場合があり、それが本来のカテゴリURLが認識されるとともに概ね元の順位あたりに回復するというケースも複数観察されているからである。

つまり、過去のTDP様の現象においても何もしなくても自然と順位が回復したサイトはあるはずであり、これは一種のダンスであると考えられるのである。
順位回復していないサイトとは区別して考える必要があると思われる。
まあ、ダンスにしては随分と心臓に悪いダンスではあるが。

現時点で各変動後のダンス期間は解らない。しかし、今回に関してはあえてあのようなクロールに関する追記があることを考えると、その終息とダンス完了はほぼ同時期と考えても良いのではないかと思う。

さて、ではTDPといわれるトップページだけ(最近はそうでもないようであるが)が見えなくなるほど順位を下げる現象は何故起こるのであろうか?ということについて現時点での考えをメモしておきたい。

私が考えるTDPとは一種のOOP(Over OPtimization)で、それもバランスを欠いたOptimizationの結果ではないだろうかと推測している。
仮にYSTの評価が10項目有ったとして、各項目100点の配分、順位はその総得点で計算されるとしよう。項目により最低及第点は違うし全体の成績が良ければ各項目の及第点も引き上げられるというのが推測の前提だ。
幾つかの項目では100点満点近く或いはそれ以上(有効なリンク100個で100点としてもサイトによってはそれ以上に集まるケースも考えられ、それらの場合同様の計算かどうかは別にして満点以上の成績は存在してもおかしくない)の優良な成績であるのに、他の幾つかの項目では及第点に及ばない。合計点数は十分上位表示に値するのだが、及第点に及ばない項目がある(もしくは多い)事によって除外されるのである。

この項目の中の一つ(もしかすると複数?)の中の評価細目にはカテゴリ登録とその正しい認識が含まれていると推測している。こう考えると本来の登録カテゴリURLが認識されるはずが、評価時に間違ったURLが認識されたり、全く認識されなかった時、一時的にTDP様の症状を示すサイトが下落するダンスが起こるのも不思議ではないだろう。

あくまでも推測であるが、TDPといわれる現象から脱出するには二つの方向性がある。一つは突出した部分的Optimizationを改めること。もう一つは及第点に及ばない項目の強化をすることである。ただ、いずれにせよそのサイトがTDP症状を呈した原因を突き止め(といってもそれは無理かもしれないので冷静に推測し)方向性を選択する必要があるはずで、これを間違えた場合どのように努力しようとも症状は改善しないはずである。
ではもしその方向性が見つけられない場合どうすれば良いのだろうか。私は(私が観察した範囲内でしかないが)カテゴリ認識とTDP症状の発生の関係性から考えて及第点に及ばない項目の強化がまず取るべき手段ではないかと考えている。
また、その方向性選択のヒントはSERPs上に残された下層ページにあるであろう。その理由はどうあれYSTはそのサイト内に於いてそのページが当該キーワードで一番適切なページであると判断したのであるから。

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この記事へのコメント
私の管理しているサイトは、ドメイントップはヤフカテ未登録でドメイン配下にある複数のページがカテ登録ページになっています。
1:3月3日(日本時間)カテ登録ページを一斉更新しました。
2:現在ドメイントップにsite:〜をかけるとカテ登録ページの内一部が表示されません。
3:ドメイントップにlink:〜をかけるとすべてのカテ登録ページが表示されますが、その表示が複数重複しているのです。同一ページがヤフカテマーク付き・ヤフカテマークなし又ヤフカテマーク付きが2つとまるで同じページが3つリンク元としてカウントされているかのようです。

*直感としてTDP現象が起きているとは実感がありません。
*SiteExplorerでは納得いく表示状態です。
*3月3日以前には上記のような症状はありませんでした。

何か考察の糸口となるでしょうか。
Posted by PC at 2008年03月22日 11:41
「YST depth:コマンドとTDP 2008/3/21」で書いた現象と同じ(ような)現象ですね。多分それらのリンクをクリックしてみるとhttpsであったりwwwなしであったりしていることが確認できるのではないでしょうか?
それらのうちユーザーにとって問題となるようなものがあればリダイレクトなどの対応を考えるべきでしょうね。
SEOとは、先ずユーザーにとって有益な施策を行った上で不足する要素を補強する作業でしかないのですから。

また、TDPといっても今回の変動にかかわるものは以前のものとは原因が違うということは考えられますね。症状に悩まされている人はSiteExplorerでの表示とも比較してみるとよいのかもしれません。
Posted by a1 at 2008年03月23日 16:21
追加報告です。

3月22日にドメイン配下にあるヤフカテ登録ページを再度一斉更新(書き換え)しました。24日には反映され、上記2:の状態は解消されすべての登録ページが表示されるようになりました。

自サイトでは、「httpsであったりwwwなしであったりしていること」は確認できませんでした。

a1さんは、グーグルではリンク関係の相対的重要度は下がり、ヤフーでは逆に上がっているとお考えではないでしょうか。

Posted by PC at 2008年03月24日 11:32
PCさん

貴重な情報ありがとうございます。

2:の状態の解消と更新の関係については不明ですが、きっかけとなった可能性は高いと思います。
いずれにせよ、あまり好ましくないかもしれない状態からの脱出おめでとうございます。

Googleのリンクの重要度に関しては現在特に深く考察していないので何とも言えないのですが、YSTのリンクの重要度は確かに上がっていると考えています。ただ、それには条件があり、これはまだ予測の段階ですのでブログ上では書いておりません。

また、その予測が当たっているならばYSTの精度アップには相当貢献するのではと考えております。
いずれそれについて書ける日が来れば良いなと思っております。
Posted by a1 at 2008年03月24日 15:37
その日が来ることを楽しみにしております。
ご教示有り難う御座いました。
Posted by PC at 2008年03月24日 16:05
http://real-seo.net/seo/20083.html

当記事を紹介させていただきました。


今後ともよろしく御願いします。
Posted by リアルSEO at 2008年03月30日 11:53